berlin cafe and more

Click an image, and you will see it large!

夫婦の謎

昨日はバレンタインデーでしたが、みなさんいかがおすごしでしたか。おそらく日本のデパートでは重要な年間行事のひとつになっているのではないでしょうか。そしてまた一ヵ月後のホワイトデーも。

ここ数年、というかドイツに渡って以来、バレンタインデーにチョコを買ったことはありません。というのも、ドイツではバレンタインデーは女性が男性にチョコを贈る日でなくて、男性が女性に花(特に赤いバラ)などを贈る日なのです。この日ばかりは、花屋の店先に手持ち無沙汰の男性客で列が出来るほど。とはいえ、中にはこういった習慣を「商業イベント」として嫌う人も(ドイツらしく)多いようで、あえて何もない普通の日や、個人的な日、たとえば結婚記念日などにこそ忘れずに花を贈ったりするカップルも多いみたいです。

私たちの場合は、お財布もひとつだし、夫婦関係にも年季が入ってきたせいか(という言い訳で?)、ここ数年、バレンタインデーといっても何もせずに不精してきました。しかしなぜか今年は買ってしまいました。日本式に、チョコ。(風邪でダウンしたときに助けてもらった後ろめたさによる衝動買い?!)

とはいっても、有名店のトリュフなどではなくて、バレンタインコーナー(ドイツではほんの小さなコーナーで数種類しかない)からでもなくて、普通のお菓子コーナーから、MILKAのこれ。MILKAはドイツを代表する庶民的なチョコブランドのひとつです。日本で言えばMEIJIに当たるのでしょうか。

入手はスーパーでも、やはり折角バレンタインデーに渡すのだからと、娘のお友達の誕生日プレゼントを包んだラッピングペーパーのあまりで少し余所行きの顔にさせて、夫の帰りを待つこと数時間。

いつものように夜9時前に帰ってきた夫が玄関から入ってくるとびっくり。手に私が買ったのと同じ種類のチョコ(隣り合わせに売っていた)を持っているではありませんか・・・。そして娘にはチョコをクッキーではさんだPICKUPというスナック菓子と、一輪づつのバラの花(これも入手先は明らか・・・家の前のスーパーで一輪60セントで小さなバラが売っていたのを娘と目撃済み)。

何年もバレンタインデーは平常営業だったわが家ですが、今年はふたりして魔が差したようです。しかもよりによって数十種類あるチョコレート売り場のコーナーから、隣り合わせの同じチョコを交換し合うとは・・・

まあ、言ってみればただそれだけの、そう特別でもない日でしたが、不思議な偶然に思い切り笑い合うことができたのはバレンタインデーの功績かもしれません。そう考えると、まあ一年に一回くらいこういう日があってもいいのかも・・・ これが半強制になってしまったら楽しくないのでしょうけれど、お互いにあげないのが前提となっていると(笑)小さなことでさえも楽しく感じるものですね。

ところで、白いお花のついたほうが夫から私へのプレゼントですが、お花の形をしたチョコの中にミルククリームが詰まっていてとってもマイルドな味。ふたを開けると20個の小さなお花が並んでいて、見た目もとってもかわいいのです。

実はこちらのチョコは、先日お友達のお家で娘のバイオリンのプローべ(リハーサル練習)をした際にいただいたばかり(夫はいなかったので、今回買うまで食べたことがなかったとのことですが)。はじめる直前に「ちょっと甘いもの口に入れて元気出して弾こうね」と子供たちに(そして親たちにまで)振舞ってくださったチョコ。とろけるような甘さにみんなの緊張も解けて、その心遣いが嬉しく、美味しさも倍増でした(Aさん、その節はありがとうございました)。このMILKAのチョコ、美味しくてかわいくて、超お勧めです!

comment