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習慣 その2 (NHK『地球アゴラ』)
日々の一挙一動、すべてを意識的に行っている人なんておそらくいないだろう。そんなことはできない相談なのだ。今日は特別だから、とすべてをコントロールしたくても、ついつい「いつも」のスタイルがでてしまう。時に人はそれを「ボロがでた」と呼ぶ。
「いつも」やっていることは、長年無意識にくり返され、「習慣」となっていく。そしてそれが不動の位置につくと、「習性」となって人を作り上げていく。年を重ねれば重ねるほど、それだけ繰り返すことが多くなるし、すべては無意識の内に行われていくから、自分の習性を修正するのは年々むずかしくなっていく。
先日の続き。
NHK BSの生放送に出演した直後だ。電話越しに母が発した第一声は、「あや、その顔をもっと何とかしないと」であった。それを聞いた私は「??」。
いろいろ事情聴取をしてやっと全貌が見えてきた。つまり番組で話すことの内容について一生懸命考えたり、悩んだりで忙しくて、自分がどう映るかに対しての準備ができていなかったのだ。というか、そういう(テレビに映るための)準備をしたほうがよい、という考えすらなかったのだ。そのため、普段の習慣にしたがって準備をし、ボロがでたわけである。
最初は母から「その顔...」といきなりいわれて、何のことやらさっぱり。「何か顔についてた?吹き出物でも大きく映ってたの?」と聞き返してしまったが、どうやらそういうことではなくて、つまり肌の手入れをちゃんとしなさい!普段から何もしていないでしょう、ということであったのだ。
確かに言われてみると、今も学生時代からのスタイルを全く変えてなくて、化粧にかける時間は2分もない(もちろん自慢ではない)。肌が超敏感肌というのもあるが、薬局のクリームを化粧水すら使わず素肌に直接さっと塗って、リキッドファンデーションをほんの少し乗せたらおしまい。後は簡単にアイラインと口紅だけ。そういえば、パウダーもマスカラもしない。
いわれてみればとこれ機会に改めて鏡でよく見てみると、いつの間にやらたくさんのしわが刻まれていて、しみもひどい。そういえば、紫外線の強い夏も、日焼け止めが肌に合わないのでUV対策もしないで今日まで来てしまった(10年以上である)。仕方ないとはいえちょっと反省した。
だから結局、テレビに出たときも、いつもの習慣そのままに毛が生えた程度になってしまっていたのである。もちろん、いつもよりも多少は念入りに化粧をしたかもしれないが、2倍の時間をかけてもたかが5分もしないのである。自分なりに一生懸命やったつもりでも、世間平均的にはまったくそうではなくて、結局はいつもの素顔のような薄化粧で、マスカラさえしていなかったのであった。
(私は目が出ているからなのだろうか、マスカラをするとすぐに目がパンダになってしまう。それに涙腺が弱いので、あくびしただけでも大量の涙が出てしまうし、マスカラをつけたところですぐに取ってしまわないといけない。だからマスカラは普段からつけないのである)
そしてその結果の、母親の前述の第一声である(ある人に言わせると、親というものはいつまでたっても娘にきれいでいて欲しいと思うものだと。愛情からでた言葉なのだろうとは思っている)。
ところで、どうやら他の出演者たちはとてもきれいにメイクをされていたようであった。見てくれの優越は肌の手入れだけの問題ではなくて、年齢の開きもあるから仕方ないとはいえ、娘の普段からの不精を見破られてしまったのは確かのようである。あれからちょっと反省して、この頃は少し気を使うようになった。
そういえば私の美容への無関心や不精(そしておそらく年々衰える外見も?!)を心配して、ここ数年アレルギーが出がちの私のために低刺激のコスメや、ヘアクリームをそれとなくプレゼントしてくれた親友にもあらためて感謝するばかりである。外見を磨く、という事に対して、なんだか取り繕うみたいなのが嫌で、若い頃からこの年までおざなりにしてきたような気がする。若い頃はそれでもよかったのだけれど。あれから随分たっているが、結局本当のところはただ面倒くさかっただけなのかもしれない。
でも、40を幾年か過ぎて、まわりを冷静に見渡してみると、やはりきれいな人や外見に気を配っている人は若い人もそうだけど、幾つの人でも素敵で見ていて気持ちいい。今からではちょっとスタートが遅いけれど、これからは少しづつ、人の意見に耳を傾けて外見にも気を使っていこうと思う。時にはウィンドーショッピングでファッションや流行などもチェックしたい。買わなくてもやっぱり見るだけでも刺激を受けて違うと思うから。
この意識改革から10年経った後、まあ、そのときは50歳を過ぎているわけだけれど、そのころには今とは違う新しい習慣ができていて、今より美しく(というと大げさだけど、今よりも「まし」、ということばは使いたくない!)なっていればいいなあと思う。それは自分のためだけでなくて、一緒にいる人への礼儀としても。
写真キャプション:めざすはこんなオトナの抹茶カプチーノ。
- 29.Nov.2011
- by aya
- Daily life
- comment(2)




お母様のコメントは親しいからこそしてもらえる指摘ですね。
ちなみに私もこの前、実家に戻ったらいきなり使ったことのない化粧水・乳液のサンプルが置いてあって「たまに見るといつも肌がカサカサして! もう歳なんだから今まで使ってたような化粧水では水分が補給されないのよ」と強制的に渡されました。
私としては、今使ってる化粧水はさっぱりした使い心地が気に入っているのですが、母的にはNGなようです・・。
娘の見た目というのは母親にとっては何歳になっても気になるんでしょうね。
AYAさんが以前書いておられた「お茶飲みに席を外したり・・」というポイントよりもお肌が気になられていたんですね!
それにしても、一緒に働いていた頃のAYAさんは、もしかしてほとんどノーメイクだったんですか?
そのことにビックリ! 目がぱっちりしてまつ毛がくるんと上向いていてお人形さんみたいな華やかなお顔はほとんどお化粧なしだったなんて! 羨ましい限りです。
そうそう!
私もパンダ目になったらイヤというのと、落とすのが面倒でマスカラは嫌いなんですが、ナチュラルなつけまつ毛は結構便利ですよ。
結婚式のお呼ばれなど華やかな席では、やはり私もいつものノーメイクというわけにはいかないので、つけまつ毛でごまかしてます(^^;)
日本では100円均一で使い勝手のいいのが売っているので、良かったらお送りしますよ~。
Yokoさん、
はあい。送ってください、お願いします!!(笑)
私の目、よく動くからか、出目だからかはわかりませんが、化粧向きじゃないみたいです。しかも、化粧をしてもすぐ取れちゃう。しかし本当、時には「余所行き」の顔もしてみたいですね。
この年になると自分だけの問題でなくて、周りの人に不快感を与えない「環境」の一部になるためにはある程度のたしなみも必要かなと思うようになりましたし。
というわけで、それ、やってみたいです。つけまつげデビュー? これぞ40の手習いでしょうかね。(パンダにならないかわりに、人間「福笑い」になっちゃったりして。それもまあ、話題提供という事でよいかと。いまだ笑いを取りたいと願う関西の血は健在です)。
そうですねえ・・・ 母親というのは、やはり娘にはいくつになっても「女の子」でいて欲しいものなんでしょうか。自分のことはさておき、Yokoさんのお母様の愛情が、ひしひしと伝わってきました。 Yokoさんの肌、とにかく白くてきれいだから、余計にお母様はご心配されているんだと思いますよ。価値のある文化財と一緒で、それなりのものは、それなりの手入れをして手間とお金をかけて保存していかなきゃいけないんですからね…
私のクイック化粧法、もともとは若い頃の遅刻魔(朝起きれない)から端を発していると思うのですが、気がつくと板についてしまっていました。習慣っていうのは怖いですね。
でも、一応メークはするんですよ。ただ、かなり簡単で短い。顔は水で洗うだけです(洗顔料やクレンジングが使えません、荒れるのです。今はひどい乾燥肌です。ベルリンのドライな空気は体や性には合いますが、肌には日本のウェットなのがいいみたいです)。
実は、今回ブログに決意表明したことだしと普段より丁寧にメークをしてみたんです、さっそく。そしたら翌日、律儀に目がはれました。夫には「まともに化粧なんてしたことないのに急にするからだろう」と諭されてしまいました。嗚呼。
「華やかなお顔」(本当にそうだったかどうかは別として!)の面影など微塵もない近年ですが、今の顔よりも少しはよくなるように、ゆっくりとこれから自分の顔と付き合っていけたらなあと思ってます。おたがいに面白おかしく、時おり「女の子」を楽しみましょう!