berlin cafe and more

Click an image, and you will see it large!

シンクロニシティー

誕生日からすっかりご無沙汰してしまいました。新しい年(齢)の幕開けから、忙しく過ごしていましたが、これからはマメに更新していきますので、どうかよろしくお付き合いください。


さて、先日思うところがあり、日本語で言うと、食品衛生管理責任者資格ということになるのか、飲料と食品の衛生管理を学ぶ講座を受けて証書をいただいてきた。いくつになっても、新しいことを勉強するのは楽しいものだ(朝早くなければ、そしてつまらない内容でなければー今回はそのどちらでもなかったのだからなおさら)。

おっかない役所のような場所で、真っ白い蛍光灯がまぶしい部屋に軟禁されるのかと思っていたら、通されたのは自然光がたっぷり入る落ち着いた絨毯敷きの部屋。その片隅にはコーヒーや紅茶、水やジュース、クッキーまでが丁寧にセッティングしてある。それだけで気分が和らぎ、断然やる気になったのは、きっとコーヒー党の私だけではなかったはず。カップやグラスを片手に、クッキーをつまみながら、リラックスした雰囲気の中での興味深い勉強会となった。

講座の内容もさることながら、最も興味深く、印象に残ったのは担当してくれた通訳者との休憩中のおしゃべりであった。この講座は追加料金を払えば日本語でも受講が可能なのだが、ドイツ語と日本語ではかけ離れすぎていてアウトプットがしにくいと判断し、また、ドイツ語では100%理解する自信が全くないので英語で受講したのである。

その通訳のドイツ人女性(50歳くらいだろうか)の英語の発音がそれはそれは美しく、まるでイギリス人のようで、話の内容よりもそのことが気になった。そして気がつくと、ふと、大昔に留学していたスコットランドのことを思い出していた。もうここ10年くらいろくに思い出したことがなかったのに。そんな心中の思いを抑えきれずになつかしくなって、つい言葉にしていた。

「どこでその美しい英語を習ったのですか。イギリスにお住まいだったのですか」
「いいえ、イギリスに住んだことはないんですけど。でも、もしかしたら、私、前世でスコットランドに住んでいたのかもしれませんね」
??」
「私はフランクフルトに生まれ育って、ベルリンに越してきてからももう24年がたつの。でもね、この二つの街が私の故郷、と心地よく感じたことなど一度もなかったわ。

なのに、初めて旅行でスコットランドを訪れたときに、一瞬のうちになんともいえない懐かしい感情につつまれてね。ここが本当の私の故郷にちがいないって確信したの。

変な話なんですけどね。

でもあんな気持ち、フランクフルトでもベルリンでも、今まで訪れたどこの旅先でも感じたことなんてなかったんですよ。それで、あまりにも不思議に思って、一度前世というものーそれがあったとしてーが透視できる人に観てもらったことがあるんです。とても気になってしまってね。それでわかったことは...どうやら私は、スコットランドと深い縁があるみたいですよ」

彼女と話して2、3分もたたないうちに(それもスコットランドでなく、イングランドの発音なのに)私の頭の中に、一瞬のうちにスコットランドという言葉が浮かび上がってきたのは不思議なことだった。彼女は外見からも、アクセントからもスコットランドなど髣髴させる人ではない上に、きれいに英語を話すドイツ人女性など、これまでいくらでも出会ってきたのに、彼女と話したときだけだったのだ、スコットランドの風光明媚な様子が鮮明に思い出されてきたのは。しかも日中の会議室である。

そして、これまた偶然なことに、彼女の住まいは、私がこれから通おうと思っているカフェがある場所のすぐそばで、しかも前から気になっていた通りに住んでいるということも判明。食品衛生管理の資格以上のものを持ち帰るような気がしていた。

そしてその夜。別の仲の良いドイツ人の友達から電話がかかってきた。

ひとしきり近況報告し会ったあと余談になった。このところの体の不調で、ある特定の医者を探しているという。そういえば、今日あの通訳の女性が渡してくれた名刺があったっけ。

「私の近所に住んでいる友達。普通の医師なんだけどね、実は腕のいい針灸士でもあるの」といって紹介してくれた医師の名刺をカバンから出して確認すると、まさにそれは私の友達が探している分野の専門家だったのである。さっそく友達に詳細を伝えて、ここに行ったらきっとだいじょうぶだから、と伝えた。根拠はないけれど、きっと上手くいくにちがいない。

おいしくて、楽しくて、そしてマジカルな一日だった。



comment

by Ryoko (15.Jul.2011 / 18:03)

Aya san! 私、こういうのとても信じる!偶然じゃないんですよね!!実は私もつい最近、縁があってタロット&透視に行ったのです。その内容は。。。とても長くなるので書けないけど、またヨーロッパ生活に戻るかも?の予感です♪

by aya (16.Jul.2011 / 22:48)

Ryoukoさん、

そういえば、私たちにもちょっとしたシンクロがありましたよね(Nさんのことですよ)。外国住まい同士なのに偶然知り合って、ベルリンでお会いしてからもう数年経ちますね。時がたつほど(距離は今もっと遠く離れていて、話す機会などないというのに!)ご縁が深くなっているような気がするのは私だけかしら。

ヨーロッパ「ご帰国」、楽しみに待っていますね!(今度はどこかな・・・)