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Cafe im Bodemuseum

世界遺産のMUSEUMINSEL(博物館島)にある、ボーデ博物館。シュプレー川に浮かんでいるかのようなその優雅な立ち姿は、MITTEで一番好きな光景かもしれない。

ちょっと気晴らしに、しかし気軽に贅沢な気分を味わいたいときは、博物館や美術館のカフェを利用することにしている。中でもこの博物館内のカフェは観光スポットのど真ん中にありながら、利用者がそれほど多くない穴場。カフェは白と金を基調にしたまばゆいばかりの装飾の、吹き抜けのエントランスホール2階にある。

ある夏の日。博物館に入る気も時間もなく、図書館帰りに初めてここのカフェを利用しに家族で立ち寄った。エントランスの重厚なドアを押し開けて入ると、ゆったりと曲線を描く優雅かつ巨大な長い階段が目に入る。この階段をたどった先がカフェだったのだが、私は気づかず。

夫はおなかを突き出して汗だくの隣にいる臨月の妻を哀れみの目で一瞥し、エレベーターを探した。が、みつからない。係員に聞いてみると、あるのはあるが、博物館に入場した人だけが使用できるという。ーしかし、ここに妊婦がいるんですよ(破裂しそうなおなかを示して)、いやいや、勝手に入れたらオレだって首を切られるんだからーなどと押し問答になるが、結局は大きなおなかが一番説得力があったようで、私だけ特別に無料の入場券をもらい、エレベーターを使用させてもらった。

が、そのエレベーターが展示室の間の、非常にわかりにくいところにある。各箇所の係員に聞きながら何度もいったりきたりしてやっと見つけ、上がってからも右往左往。結局は博物館をくまなく、とはいわないまでもかなりの部分を歩き回ったようだ。時間がかかってしまい、心配した家族が係員に伝えてくれて、最後は誘導してもらって無事到着。

15分歩き回って到着し、カフェから下を見下ろしてびっくり。カフェはエントランスの階段から上がってすぐのところであったのだ。なんだ、これなら5分だ。結局は階段をゆっくりでも上ってきたほうがずっと早かったし、体も疲れなかったはず。しかし、たったひとりの妊婦のために首切り覚悟で(と大げさにジェスチャー入りで訴えてきた)無料券を差し出してくれたあの若い係員の好意に触れて嬉しかったし、迷いつつも内部の雰囲気もちゃっかり楽しんできたから疲れた甲斐もあったというもの。

あれから2ヶ月以上がたつ。おかげで無事元気な子が生まれました、と伝えに行こうか。ドイツにしてはめずらしく融通をきかせてくれたおそらくトルコ系の係員。オーバーアクションでうるさいながらもつい情にほだされてしまう、そんな彼の思い出と一緒になってこのカフェはなかなか好印象として心に残っている。

Information:
Cafe im Bodemuseum Bodestrasse 1-3 
10785 Berlin 
Tel 030 2021 4330
http://www.koflerkompanie.com/de/restaurants_bodemuseum.html


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  • 13.Oct.2010
  • by aya
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