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果報は寝て待て、タイプ。
こどもは白紙で生まれてくる、という説がある。
しかし、実際にふたりのこどもを持ってみると、その仮説に疑いを持たざるを得ない。なぜなら、生まれた瞬間から最初のこどもと二人目のこどもに対して、決定的な印象の違いを感じるからだ。同じ親から生まれた兄弟とはいえ、泣き声も違えば、泣き方も違う。肉体的な相違ではなくって、いわゆる性格的なものが違うのが、生まれた瞬間の雰囲気から感じ取れてしまうのである。
長女のときは、元気な太陽が短い滑り台からつるりと滑ってきたような、そんな明快な着地であった。それに対して今回は、蒼く深い空のかなたから、カプセルに入ってこぼれ落ちてきた輝ける星のしずくのような、そんな印象の違いがある。親にとってこどもが「太陽」やら、「輝ける星」などといった大げさな描写になってしまうのは容赦してもらうとして、まあ、生まれた瞬間の雰囲気に、すでにそれくらいの違いを持っているということがいいたいわけである。
そして、その直感で感じた印象は、日、一日とたつうちに、確信に変わっている。2週間がたつ今、飲んで寝てばかりいて目を開ける暇もほとんどない子は(まだ親が何かを見せたり、教えたりする機会がない時期から)、ぐんぐんその自我を伸ばしている。娘が同じ月齢のころ、隣3軒にとどろくような大声で泣いていたのと違って(よって休暇から帰ってくると、何も言わなくても「どっかでかけてたのね。ああ、今日帰ってきたなってひさしぶりの泣き声でわかったわよ」などといわれていた)、一方の彼はほとんど泣かない。いつも静かに、満足そうにベットにたたずんで(寝て)いる。
もちろん赤ちゃんであるからして、一日に一度くらいは、泣くことはある。しかし、わざとに長く、それも10分とか20分とかかなり長く、おっぱいを待たせてみたりと誘発しての上だ。赤ちゃんというものは絶対に「おぎゃー」と泣くものだと信じていたから、これには驚かされるばかりであった。
声らしきものといえば「くうん」とか「きゅっ」とか、子犬のような「音」が多い。とはいえ、飲みっぷりもよいし、3,4時間ごとにきちんとおなかが空いて目を覚ましている。しかし、たいていの赤ん坊がそうであるようにせき切ったように「おぎゃー」と泣くかわりに、比較的落ち着いた調子でグスン、グスンと言っているだけだ。あまり切迫感がないのでつい見逃してしまいそうなサインである。医者も健康な子だというし、体重も順調に増えてきている。別段体が弱いというのでもなさそうであるから、性格的なもののようである。毎日、ただ飲んでは寝、なんだか、彼の周りにはいつもゆったりとした空気が流れている。
ということで、わが家の新メンバーは、最年少(若干0歳、正確には生後17日目)にして、家族の中で最も落ち着きのある存在となっている。こどもが二人でどんなにうるさくなることか、と覚悟していた妊娠中からは想像できない展開。
ところで、この生まれ持ったパーソナリティーとやらはいったいどこから来るのだろうか?
というのも、わが家には私を含め、落ち着いた雰囲気を持つ人間など、ひとりもいないのである。よって、DNAでもなさそうだ。もしくは、私たちの知らない、遠いご先祖様からの血なのだろうか。
そんな不思議な印象と、家族に落ち着きをもたらしてくれた新メンバー。これからどうかわっていくのか、その変貌振りも楽しみに、今の印象を記録に残しておこう。
- 28.Aug.2010
- by aya
- 出産&Baby
- comment(4)




わぁ!いつの間に~!
おめでとうございます!!
文を読む前にこの写真を見て、何とも悟りきったような、意思を持って安定しているかのような表情に思わず「おぉ、シブい・・!」とつぶやいてしまいました。
赤ちゃんへの誉め言葉じゃないですけど・・(笑)文を読んでさもあろう、と納得。
確かに自分だけの空気を持っているような雰囲気がすでにしっかりある気が。
赤ちゃんはみんなそうなのかな。
周りがわかるようになると自分だけじゃなくなってくるんですね。でもこの子のこの空気感はちっとやそっとじゃ消えなそう。ちなみにうちの兄と同じ誕生日だ!
兄は私と違って(?)しごく穏やかな
浮ついたところのない人間です。
そういう星のもとなんでしょうか?
いやまぁとにかくお疲れ様でした!
これからは楽しみも大変さも倍増ですね。
体調くずされないよう・・
ayaさん
改めましておめでとうございます!
そして妊娠・出産と本当にお疲れ様でした☆
こうして赤ちゃんのお顔を写真で見せてもらって
とても感激してます。
お家の中で一番落ち着いてる?彼か~
会えるのを楽しみにしていますね!!
Yangjaさん、
ありがとう!!
大きなおなか抱えてカフェで一緒にアイス食べたり、巨大なSCHNITZEL食べたりしていたあの酷暑の日々。なんだかもう遠い昔のことのようよ。もうベルリンはすっかり秋で、ぬくぬくのお布団が気持ちいい毎日です。
しかし…「家で一番落ち着いている」といってもね、まあこの家庭ですから(世間一般からいうと、十分騒々しかったりして)。それに関しては次回ベルリンにお越しの際に、ぜひ検証していってくださいまし。またの再会を楽しみにしています!
souyuさん、
先日はメールをありがとうございました。どうやらこのコメント、なぜかJunkのほうに入ってしまっていて、今日発見しました、お返事遅れてごめんなさい。
souyuさんの洞察力はスルドイですね。そしてLIUの人生のはなむけに、すてきな言葉を残していただいてありがとうございます!
「確かに自分だけの空気を持っているような雰囲気がすでにしっかりある気が。 赤ちゃんはみんなそうなのかな。 周りがわかるようになると自分だけじゃなくなってくるんですね」
…周りがわかるようになると、自分だけじゃなくなってくる… さらっと、聞き捨てならぬ発言をされますね。 えっ?とつまずいて読み戻り、改めて深くうなづいてしまいました。オトナになるにつれて、自分度が減っていくのかな。そして人生の後半からはゆっくりとまた自分に戻り、自然に帰っていくのかもしれませんね。
今日はバギーとともに生後初めて5時間以上のお散歩&買い物に出かけましたが、LIUは完全熟睡してました、ずっと。生後一ヶ月が過ぎ、目を開けている時間が長くなってきたLIU、彼の落ち着きは本物か、はたまたポーカーフェイス?なのか。これから外界とのかかわりが増えていく中で、どのように成長していくのか・・・・ つづく。