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突然ですが、生まれました。

2010年8月11日、午前7時15分。
わが家に第2子が誕生しました!

一人のときは、ひとりもいいなと思い、
二人になったときは、ふたりきりでもいいかなと思い、
三人にふえたときは、
ふたりだけの生活など考えられなくなりました。

そして四人目はどうかというと・・・

6年前の長女の誕生のときは、単純な歓喜だったものが、今回はことばには表せない、しみじみとした深い感動にかわっています。その理由は、きっと前回とは間が開いているというのもあるでしょうし、そろそろ結婚10年に突入し、人生にもかなり年季が入ってきていたせいかもしれません。とにかく、赤ん坊が目にまぶしい。

気がつくと高齢出産といわれる年となってしまい、肉体的にもぜんぜん違いましたし、同じ妊娠期間といっても、6年前とは見えてくるまわりの景色がぜんぜん違いました(自分も相方も、親もみんな歳をとりましたし。ひさしぶりに長女のときの主治医と会って、その老け具合に驚いたり。もちろんお互いに・・・)。

人生行路も、よって生活状況もかつてとは違ってきています。将来を考えて、安定していたサラリーマン生活から奮起して、独立を果たしたことも大きな変化でした。そして今も試行錯誤中。

つまり、気がついたら、人生のあるいは結婚生活の倦怠期の真っ只中、いわゆるミッドライフクライシスのさなかにいるわけです、客観的に考えてみると。自分が「中年」だとは認めたくないのですが、事実そうなのですね。

それにしても、そもそも「ミッドライフクライシス」って正確にはなんだっけ。

そう思ってネットで調べてみると、最初にこんな記事に出くわしました。以下ちょっと長いのですが、とても興味深いことが書いてあるので、そのまま抜粋します。

(引用)
ユングは、ミッドライフ(中年)において人は、大切な人生の転換期を経験すると考えました。とくに32歳から38歳(*)の間に、個人の中にある深刻な変容が必ず起こるとし、これを「生の転換期(独語:レーベンスヴェンデ)」だと言っています。

* 現代社会ではこの年齢は40歳前後にあたるとも言われます。また、この変化の時は"40歳から70歳にかけてのある時点"で訪れると言うこともあります。

子供から大人になる思春期に危機が訪れるのと同じように、人生の後半に到達するときにも危機が訪れます。人生の前半に無視してきた問題や義務や欲求が、この時期になって現れてくるのです。

たとえば今まで価値があったものに対して価値を見いだせなくなったり、今までの生き方に関心を失い始める、といった形でこの危機はやってくるかもしれません。あるいは、突然、原因不明の身体的症状に悩まされるかもしれません。いずれにしろ、この時期に問題や症状が生じたら、それは新しい自己実現のための病だと考えられるのです。これに直面しないでいる限り、その問題なり症状なりに、悩まされ続けることになりますが、勇気を持って立ち向かい、これを乗り越えると、それは新しい可能性や創造性への飛躍につながります。したがって、「中年の危機」は意義深い停滞と言えますし、またこの危機はきわめて「正常」なものであるとさえ言えます。

ユングが1929年に研究所での講義中に次のように言った記録が残っています。

「年をとれば、自分自身や世界などの両義性を知ることがきわめて重要になってきます。疑うことは知恵の始まりです。人生の価値を疑い始めることはきわめて重要であり、そうして世界の錯綜から自らを解放することができるようになるのです。若い人たちは疑いの中で生きることができません。人生に対して深刻な疑いをもてば、世界に入っていけなくなります。しかし成熟した人は世界からもっと分離すべきです。人生の半ばをすぎれば、それは完全に正常なことです。」

エレンベルガーという精神科医は、フロイトやユングなどの深層心理学者の人生を調べ、「創造の病(creative illness)」という考えを提唱しました。偉大な創造的な仕事をした人は、中年において重い病的体験をし、それを克服した後に創造活動が展開されるというのです。この考えは、他の学者によっても多くの跡づけがなされ、中年における身体的病気や思いがけない事件などもそのような意味を持つことが明らかにされました。

この「危機」を乗り越えようとする過程で多くの人が体験することのイメージとして、「夜の海の航海(night sea journey)」があります。心が暗闇の中にあって、出口の光が見えず長らく低迷する状態です。しかし、航海がそうであるように、いつかは闇の世界から脱出する時が来ます。
(引用終わり)
※http://www.bunsekisinri.comよりそのまま引用させていただきました。

私にとっては脱サラとそれにまつわるあれこれが、ちょうどミッドライフクライシスの「事件」の象徴のような気がします。しかもその事件は今も現在進行形...。この年代になると、まわりを見渡してみてもいろいろな問題や諸事情を抱えていない人などいないくらい。かといってそれがその人の幸不幸に必ずしも直結してるわけでなく、みなよりよい人生を送るために、いろいろと妥協したり、工夫したりして折り合いをつけているような感じです。そんな世代のそんな時代。

そういえば、夫も医学生として大きな海をただいま「航海」中...

このタイミングにこどもを突然授かったことは、偶然ではないような気がしています。そして私たちにとっては、ただ可愛い赤ちゃん、というだけではない、その勇気に心打たれているという次第。だって、Night-see-journey途上の両親の元に飛び込んできてくれたのだから!

決して100%順風満帆とはいえなかった妊婦生活でしたが、みなさんに助けていただき、おかげさまで無事に元気で生まれてきたひとつの小さな命。おっぱいを飲んで寝て、排泄することしかできない小さき存在に「こういう人生の基本をしっかりね」と諭されている感じです。

そして、家族の平均年齢を下げてくれたことで、なんとなく各メンバー、おじいちゃんおばあちゃんまでもが少し若返ってきたというか、色あせたアルバムの家族写真が、少しづつまた色を取り戻してきたような、そんな不思議な気分です。

ところで、友達が運んできてくれた話によると、結婚生活10年前後にこどもを授かるということには特別な意味合いがあるらしいのです。ホルモン的にもいいらしいのですが、いわゆるスピリッチュアル的な観点からもだとか...。しかしてなにより説得力があったのが、

「それにね、最初の数年は子育てでばたばたするから、まともに考える暇なんてないでしょう。子育てが一段落したら、こんどはもう自分たちの老後の心配をしなきゃいけない年。助け合っていかなきゃいけないわけだから、離婚の危機とは無縁なわけ。よって家庭は安泰ってことらしいよ」

なるほど...

というわけで、わが家の救世主ともども、これからは家族4人。
どうぞよろしくお願いします。

※ちなみに、誤解を招いたかもしれないので付け加えると、第2子の力を借りなくとも、離婚はなかったと思われます。念のため。というかむしろ円満です(おそらく)。


comment

by Anne (18.Aug.2010 / 13:03)

ayaさんへ

はじめまして。Anneと申します。

1年程前に偶然ayaさんのブログを拝見させていただいたのがきっかけで、ちょくちょくおじゃまさせていただいてました。

今回のブログ感動しました!!

勇気と元気をいただき私も気持ちを新たに
頑張ります。現在、私もミッドライフクライシスの入り口に突入しています。
これからどの様に人生を送ろうかと考えていたので、ayaさんの今回のテーマをありがたく読ませていただきました。

お体をお大事にこれからも日々楽しみながら頑張ってください。

応援しています。素敵なメッセージや写真をいつもいつもありがとうございます。

感謝を込めて、
Anne

by aya (18.Aug.2010 / 20:12)

Anneさん、

こちらこそ、うれしいメッセージを運んでいただいてありがとうございます。

出産報告なのに「クライシス」の話題を盛り込むなんて、書いてから一旦は削除しようかと思ったのですが、世の中はきれいごとばかりではないのが現実ですからね。最愛の人にも嫌な一面や二面はあるものですし(笑)。それを受け入れることのできる器になることが、美しく歳を重ねるということなのかもしれませんね。

ということで、あえて残すことにしたわけですが、そのおかげでこうしてAnneさんとご縁ができたことは、とてもすてきなハプニングでした。人生イロイロですが、おたがいにミッドライフジャーニー、どきどきしながら楽しんでいきましょうね。きっとうまくいきますよ。

by noriko (19.Aug.2010 / 18:35)

ayaさん、おめでとうございます!びっくりしてしまいました!!私が次女を生んだ時にはもう妊娠していらっしゃったのですね^^
私も4年ぶりに赤ちゃんを産んで、前回とは違った喜びや感動を冷静に見れるようになっていました。1人目はほんとうに精一杯に、一生懸命に、という感じでしたから。
赤ちゃんて本当に不思議ですよね。長女もよくそんな言葉を口にします。なにもかも愛おしいですよね。お姉ちゃんはべた惚れじゃあないですか?かわいいでしょうね。写真の赤ちゃん、本当に元気そうです。

お仕事も大変そうですが、まずはayaさんの体を元通りにして体調を壊さないようにされてください。これから楽しい事がたくさん待っていますね^^

おめでとうございます!

by yoko (20.Aug.2010 / 03:06)

AYAさん、おめでとうございます!
わぁ、びっくりした!

AYAさんにはいつも驚かされてばかりです。身近にこんなにお綺麗で行動力があって思いやりがある先輩がいるだけでも心強いな、と思っていますが、こういうサプライズをいつも提供してくれるのもまた楽しみです。

Kちゃんもお姉さんになって嬉しいでしょうね。
健やかに育つことを日本からも祈ってますね。

by aya (20.Aug.2010 / 03:11)

Norikoさん、
ありがとうございます!


Norikoさんのところは4つ違いなのですね。兄弟姉妹がいるところは、体力的なことからか、たいてい2,3歳違いが多いようですが、4つ以上違うと上もしっかりしてきますし、一緒に子育てができるのは(お手伝いもしてもらえて!)いいですね。ええ、娘もはりきっていますよ、何せ昨年の七夕の日、「きょうだいがほしい」と書いた結果だと思っていますから!


「前回とは違った喜びや感動を冷静に見れる」とは私もまさに同感です。今回は小さな手、ひとつとってみても、まじまじと鑑賞できる冷静さというか余裕があるような。生命の不思議も感じるし、人間も動物なんだって実感もする。まだ一週間ですが、赤ちゃんは際限なくいろんなメッセージを発してくれますね。


おたがいに、これから大変なこともあるとは思いますが、子育て&自分育て、同時進行で楽しんでいきましょうね。

by aya (20.Aug.2010 / 03:46)

Yokoさん、

システム上で「コメントを認証」するのを躊躇してしまうような、私にはもったいない言葉の数々。いただいた言葉に少しでも近づけるよう、励みとさせていただくことで、思い切って認証(=今も8かな?)しました・・・ありがとう! これからもご期待に応えて、たくさんの愉快なサプライズを提供できるようにがんばりますよ。

日本は今残暑が厳しいと聞いていますが、どうか体に気をつけて元気でね。