berlin cafe and more

Click an image, and you will see it large!

フランクフルトについて。

住んでいたのはかれこれ7年前にもなる。

 フランクフルトは昔も今もかわらず新しくきれいな街だ。面白みにはかけるが、コンパクトで便利で生活はしやすい。人生の中継地点としては最適な街でもある。それぞれがここで自分の人生の目的を見つけて、ここからその本来の目標に向かって出航していく街という点において。フランクフルトはそのためのきれいな器であり、あっさりと送り出してくれる港である。

 というのが個人的な印象。ただ単に、自分の人生の転機がこの街との出会いだったからそう思うのかもしれない。私はかつて何不自由なくフランクフルトで暮らしていた。その後縁あってベルリンで暮らすことになる。その数年後、フランクフルトに戻るかベルリンにとどまるかの選択を迫られることになり、ベルリンを選んだ。

 確実にいえることはフランクフルトに住んでいなければ、ベルリンに来ることもなかったということだ。フランクフルトでは仕事しかしていなかったし、取り立ててフランクフルトという街に愛着はないが、人生になくてはならない出会いであり、内容はどうであれよき人生の相棒であった。街との出会いは人との出会いと同じだなとつくづく<思う。一期一会。

 貧乏暮らしなんて取り立てて好きでもないのに、どちらかというと貧乏ったらしいベルリンという街になぜか惹かれて今はここに住み、満足している。と同時にわが人生をベルリンに導いてくれたフランクフルトの卒業生であることも、実は誇りに思っている。

 ひさしぶりに訪ねたフランクフルトは例のごとく、多くの店が様変わりしていた。しかし、その中でかつてと全く同じ雰囲気で、数多くの新しい店の合間にひっそりと、しかし確固とした存在感をたたえて生き残っている店をみつけると嬉しくなる。

 あれから何度かこの街へは足を運んできたが、久しぶりにのぞいてみたカフェ、KARIN。かかっている絵は変わっていても、雰囲気はかつての姿そのまま。あれからもう10年近くになるだろうか。すっかり忘れていてもいいはずなのに、というか以前の姿は全く記憶にないのに、懐かしい思いがこみ上げてくる。ああ、この感じ、この雰囲気。独特のあたたかさ、静かな活気。

 街の中心からちょっと横道にそれた、ゲーテ博物館のすぐそばにあるカフェ。これからはフランクフルトに来る度に忘れず立ち寄ることにしよう。

CAFE KARIN
Grosser Hirschgraben 28
60311 Frankfurt/Main


comment

by yoko (09.Jun.2010 / 00:54)

ご無沙汰しています。
久しぶりの日本はいかがでしたか?

実は私、フランクフルトはトランジットだけで、街には行ったことがないんですよ。
自分の会社のオフィスがあるのに(笑)。

ヨーロッパに行く時はルフトハンザばかり乗っているので、空港には往復を考えると20回ではきかないくらい立ち寄っているのに・・。
それだけ、今のところ私にはご縁のない国なんでしょうね。
でも随分前に友人から絵葉書(写真じゃなくてイラストなので本当に絵葉書)をもらって仕事のデスクの上に飾ってあるので、風景は身近と言えば身近かなぁ。

一度は行ってみたいですけど、そのときはこのKARINというカフェも立ち寄りたいな♪

by aya (09.Jun.2010 / 18:27)

Yokoさん、こんにちは。

それにしても、意外!
フランクフルト未体験とは…

トランジットの時間にもよりますが(あそこは通常1時間が最低ラインですが、実際は一時間半は見ておいたほうがいいですよね)余裕があれば、あるいは余裕のあるフライトをとって次回はぜひ立ち寄ってみてください。というのも、空港から市内中心までSバーンで直通20分かかるかかからないかくらいの近さだし、街がコンパクトなので徒歩だけで気軽に見てまわれるんです。3時間ちょっとあれば、観光してからここでお茶も十分できますよ。

でも、その前にベルリンに来てもらわなきゃね。いつかヨーロッパで再会できるといいなあ。

  • 05.Jun.2010
  • by aya
  • comment(2)