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ただいま!

 
 大変長らくご無沙汰しておりました。
火山噴火の影響で、確実に乗れるフライトに変更したところ、10日にもわたる遅れとなってしまいました。先日ベルリンに戻ってきたばかりです。みなさん、お元気でしたでしょうか。

 実はこの度、自身のジャーナリストと旅行業界での経験を生かして、新たに旅館プロジェクトを立ち上げることになり、それが今回の訪日の第一の目的でした。京都と東京と和歌山での取材、調査は無事消化でき、関係者のみなさまには大変感謝しております。まずは京都の旅館を、ドイツやヨーロッパに向けてプロモーションするプロジェクトを進めていくつもりです。その後は、東京やその他の地域に広げていければと考えています。

 この頃は、次々と安くて利便性を追求したホテルができています。私もその恩恵にあずかり、時折利用させてもらっています。その一方で日本人の旅館離れが進み、経営不振や赤字といった旅館、閉館に追い込まれる旅館が増えています。

 外国に住むようになって、個人的な興味本位や懐かしさから利用するようになった旅館ですが、実際泊まってみると、これがなかなかスバラシイ!着物姿が見られ、対応は日本式で物腰低く柔らか。ちゃぶ台にはさりげなくお茶にお菓子がおかれ、畳に布団に、大浴場。よくよく考えてみると、旅館は世界に誇る日本の文化なのですね。つまり、ホテルという外国のまねっこではない、日本独自のおもてなしの心が今に生きる空間であり、快適に泊まるだけでなく、日本独自の文化が体験できる場所でもあるということ。しかもこの頃は随分安くで泊まれる場所も増え、敷居もどんどん低くなっています。

-そんな楽しい場所をなくしてはならない。訪日外国人にも、名所旧跡を訪れるだけでなく、実際に日本の文化を体感できる、このような旅館というものの存在を知ってもらい、ぜひ利用してもらいたい- 

 このような個人的な思いからはじまったプロジェクトですが、賛同してくださる方々も少しずつ増え、この度の訪日では、自分の思いの中から飛び出して、小さくではありますが一歩前進できたことを嬉しく思っています。

 みなさんのまわりに、もしドイツやヨーロッパに向けてその存在を発信したい、とお思いの旅館や民宿がありましたら、どうぞお気軽にメールでお知らせいただけると幸いです。一緒に何ができるか考えてみたいと思います。

 日々こちらで生活していると感じることですが、ドイツ人で、日本に旅行に来たいと思っているドイツ人は案外多いもの。しかし、実際にそれを具体化する第一歩が踏み出せない一番の理由は「どこに泊まっていいのかわからない」「高いのではないか」ということのようです。今後は、プロジェクトを通じて、それに対する答えを準備する役目を果たせればと思っています。しかし、日本は残念ながらドイツ人にとってまだまだマイナーなデスティネーション。旅行会社の情報量も日本に関しては十分ではありません。まずは旅館、というものの存在を知っていただくために、旅館に関する情報発信からはじめようと思います。

 ところで、ドイツ人はなんと、世界で一番海外旅行に出ている国民で、外国で落とすお金も世界一、という統計がでているのをご存知でしょうか。それにもかかわらず、訪日ドイツ人は、ヨーロッパ内でみても、英国、フランスに次ぐ3位にとどまっています。ドイツ語での、ドイツ国内に向けた情報発信が足りない現在の状況を考えると、これからの可能性が期待できる、ポテンシャルのあるマーケットです。これからは、個人的にドイツの雑誌といったメディアへの参入も視野に入れて動いていくつもりです。何かありましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

 さて、帰りのフライトの遅れにより、結果的には一月にもわたる長い日本滞在となったわけですが、今後はしばらく日本で撮影した写真をいくつかアップしていきたいと思います。本当は実況中継したかったのですが、使い始めたばかりのこのアップルのラップトップにはなかなか慣れず。やっと我が家のPCより、このサイトに戻ってこれてほっとしています。ご無沙汰していてごめんなさい。

 ではどうか、今後ともどうかごゆるりと、お付き合いくださいませ。

あや

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