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あなたの目が好き。
ブリュッセル滞在中にオフィス代わりに使っていた、
下町の安ホテルの朝食スペースの一角。
部屋はごく小さくて質素だが、こざっぱりしている。
エレベーターは30階近くを登っているかのように、
ゆっくりと3階まであがる。
時々、止まりながら。
再開のこつは壊れてむき出しになっているボタンをガチャガチャすることだ。
と、レセプションの人がいってくれた。
確かにその通りであった。
何も困ったことはなかったのだが、
その部屋でワイヤレスランがどうしても使えなかったのはどうにも参った。
しかし、そのおかげで夕方には閉まるはずの、
この居心地よい場所を深夜まで占領することに成功。
隣のバーからカフェをカップごと持ち込んで。
"あなたの目が好き。
でも、私の目のほうがもっと好き。
私の目がなければ、あなたを見ることができないのだから"
というようなことが書いてあるらしいフランス語の黒板の横で、
人の目を見るために人の目をみたことは、
いつが最後だったかなあ、とふと考えた。
- 12.Dec.2009
- by aya
- 旅
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