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女友達

優しさが欲しいときに限って、優しさが求められる。
愛情に顔をうずめたいときに限って、
それをさせてあげることが期待されてる。
無邪気に泣きたい気分のときに限って、
自分よりももっと大変な人がいる現実を知らされる。


恵まれていることに気がついて口をつぐむと、
大丈夫、比べることなんてできないよ、と
遠くに住む女友達。
久しぶりの再会に、いつしか日が暮れ、夜が深まり、
どちらからともなく話しはじめ、
心が解ける時間がやってくる。いつも。

強情で、ストレートで、美しかった従来の友達の、
謙虚で、優柔不断で、美しくない姿を目にして、
なんて思ったことだろう。
素になって勝負の時に、
自分を飾る宝石はすべて、
泥棒やそのほかのことでもっていかれた。
今は心身ともに裸の友達。
そんな彼女に届いたメール。

『今まで偽物の宝石でも十分と思っていたのに、
本物を手に取ると本物がよくなって
偽物など手放したくなる、そういう気持ち。
もちろん本物の宝石とはあやたちのことよ』

言霊の力って絶大だ。
何ものでもない自分が、ダイアモンドのように思えてくる。
そう信じよう。
もちろん、まだただの原石だけれど。

彼女は、元気で可愛いルビーだ。
もうピカピカに光っている、
大切な私の宝石。

 

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