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特別な朝

【突然ですが、日記を再開いたします】

昨日は息子が生まれて、初のお泊り。
ドイツでは幼稚園年長組の恒例イベントである。

娘も、たまたまお友達のところに泊まることとなった。

長男が生まれてこのかた、夫婦二人だけの夜なんて、初めてのことである。
そしてきっと今後もなかなかこのようなチャンスはないだろう。

さて、二人だけの夜、何をしよう。どこに行こう。

新しいカフェがいいかな。
オトナのバーとか。

子供を連れていけない高級レストランなんてのもいい。テレビ塔のレストラン。いや、和食がいいかも、それともイタリアン。ううん、贅沢しないで、映画でも観にいってソーセージスタントで食べて帰るのもいい。それとも家でカウチポテト(子供には禁止している)しながら観るのも悪くない。そういえば、この日は二人とも遅くまで仕事だから、あのテレビ塔の見えるビジネスホテルに直行して、すっかり家事のことなど忘れて、夜はサウナ、朝は朝食ブッフェを楽しむというプランはどうかしら・・・

仕事や日常のあれこれのことでいっぱいの頭の中に、たくさんのアイデアが浮かんでは消え、頭の中でぐるぐる回ったまま、決めかねての当日。

夫は仕事の後、はずせない集まりがあり21時半まで。
私も結局、なんやかやで21時すぎに仕事終了。

二人で連絡を取り合って外食する予定だったが、心とは裏腹に、なんだか体がついてこない。

いつもなら、家事をしたりネットを見たりと普通にしっかり起きている時間なのに。このところの30度を超す真夏日のせいで、体が疲れていることもあるだろう。

仕事を終えて夫に電話した私の口から出たのは、レストランの名前ではなくて、自分でも予想外の言葉だった。

「まずは家に帰ってきて。冷やしうどんを作っておくから」。

作らなくていいよ、一緒に外食しようよ、と一度はごねられたが、結局、二人だけの高級レストランでのキャンドルライトディナー(妄想)は、いつものキッチンでの、シンプルな冷やしうどんに変身することとなった。薬味はねぎとしょうが(だけ)。しかし、この真夏日で疲れた体には、これは最高のごちそうであった。

だが、今日は何か「特別な夜」でなければならない。

「ちょっとしたら、カフェバーに飲みに行こう。ちょっとだけ休憩してくる」といった私はベットに直行し、横になった。

しかし目を覚ましたのは、真夜中すぎ。
見ると夫も隣で寝ている。

夫の寝顔を見るのは、何年振りだろうか。
彼は遅寝早起きなのだ。
それにしても、このヒトも年を取ったものだなあ。
なんだか起こすのもかわいそうだから、私も寝よう
(と数時間前に夫も思ったはずだ)。

こうして、二人だけの特別の夜はこうしてあっけなく終わった・・・

翌朝。

鏡を見てびっくり。
なんだか珍しくすっきりしている顔だ。

久しぶりに、帰ってから寝るまで、静寂の中で(疲れて、ほとんど会話という会話もしてなかった)いたことがよっぽど体にきいたのだろう。

それに、子供がいたら、夜中にやれトイレだ、鼻血だ、寒いは暑いはと布団の調節をしたりしないといけなかったりで起こされる。それもよかったのかもしれない。

さて、もう10時には息子を幼稚園に迎えに行かないといけない。

その前に、カフェでたっぷりのラッテマッキアートと朝食を。

ヨーグルトとフルーツ、パンとハムというなんてことはない、日常の食べ物も、朝のさわやかな空気と、たくさんの鳥のさえずりの中だと、贅沢なごちそうだ。

また10時半から一人ふえ、午後からはもう一人ふえ、4人となり、うるさい、いやにぎやかな日々が始まる。

そして、これからの日々は、このカフェでの時間をどんどん思い出深いものにしていってくれることだろう。


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